SNSの個人間融資や、電話1本で融資できる090金融からつい借金してしまった人や、無理やり口座に振り込まれて返済に困っている人もおられるでしょう。
闇金は違法なので借りたお金を返す必要はありません。
ヤミ金からの借り入れは法律に反する利率で貸し付けていますから契約自体が無効となり返済義務ないのです。
このことを「不法原因給付」といって、法律で決められています。
返還請求を認めてしまうと、反社会的な行為を行った者を法が保護することになります。
事実、返さなくてもよいとされた判例はいくらでもあります。(後述します)
ですが闇金からの借金を返せないのではなく、中にはまともに返済しなくてもいいと考え、わざと闇金から借りて踏み倒す悪い人もいます。
闇金の借金を、自力で「飛ばす」ことは非常に危険ですのでやめてください。
ここでは闇金からの借金は返さなくていい理由と闇金から逃げるとどうなるか実際の事例を紹介したいと思います。
飛ばすとは返済のお金を払わずに踏み倒す・借り逃げすること
闇金から借りてしまったらあまりに利息が高く、払えなくなってまた他の業者から借りて返す、という人もいます。
しかし、闇金はそもそも違法業者であるため、元本も返さなくてよいのです。
利息については法律の決まり事があり、利息制限法で最大年利20%という上限が定められています。
でも、闇金の場合、俗に言われる「トイチ(10日で1割)」とか「トサン(10日で3割)」など、これをはるかに超える高金利を取っているのです。
トイチの場合、年利にすると365%にもなります。
出資法という法律では年利109.5%を超える利息を取った業者には懲役や罰金などの刑事罰が科せられる他、契約自体が無効とされてしまうのです。
無効というだけなら、契約前の状態に戻すのではないか?それなら元本だけは返さなければならないのではないか?と思う人もいるかも知れません。
でも、闇金の場合は暴利を貪るつもりで高金利を設定して契約をし、お金を給付しているので民法の「不法原因給付」というものにあたり、この場合は給付した人、つまり闇金は返還請求ができないのです。
「不法な原因に基づいて支払われた給付金」というのは、不法原因給付と呼ばれ、法律上認められていない支払いです。
不法原因給付は違法であるため、支払われた金額を返還することはできません。
要するに、闇金は貸した金銭を返還請求することができないということです。
また、SNSの個人融資やLINE闇金のようなメールでのやり取りや電話での融資も法律で認められていません。
違法です。
正規の貸金業を行うには固定電話は必ず必要ですし、事務所も構えて貸金業登録をしないと営業できません。
平成20年に最高裁判所が「闇金の元本は返済不要!!」という判決を出しました。
利息だけでなく、元本も返済する必要は一切ない!と決めました。
警察に相談しても「借りたものは返しなさい」と取り合ってくれないことも多く、自殺まで追い込まれる人も少なくありませんでした。
*いまでも追い込まれている方が多くおられます。
規制を強化するために、また被害者を守るため、闇金の請求すべてを無効にするという条文が設けられたのです。
参考URL:「ヤミ金元本返済不要」判決
ただ、「元本を返さなくて良い」ということを悪用し、逆に最初から一円も返す気がなく、借りるだけ借りて踏み倒すという「飛ばし」「借りパク(借り逃げ)」する人が出てきています。
たとえば、
・家族や職場の連絡先を教えなくてよい業者から借りる
・自分の名前は偽名、プリベイド式携帯電話を使って連絡先をすぐ変えられるようにする
など極力闇金からの取立てができないように頭を使い、そして、万一それでも取り立てが来てしまったら警察にかけ込む、という手段を取ります。
いくら闇金からの借り入れは返す義務がないとはいえ
もし最初から偽名だった
ほとんど返済もしていない
などが発覚すれば最悪の場合、闇金側から詐欺で訴えられる危険性もあります。
個人情報を故意に偽造したり、隠したりする行為は詐欺にあたります。
闇金は違法な組織であり、被害者は契約者として刑事告発することができます。
警察は、闇金からの告発にも対応します。
詐欺罪には、最高10年以下の懲役刑が科せられます。また、借金を返済していたとしても、闇金からの被害に遭う可能性があります。
借金をしている際に、借り逃げを想定することは非常に危険であり、避けるべきです。
ですからこのような手口は決して真似してはなりません。
そして、闇金は取立てが命です。
どんな言い訳や焦げ付かそうと考えようと何が何でも回収しようとします。
また闇金側も人間。
舐めてきた相手には法律なんて関係なく感情が優先し、手を出すことも普通にあります。
格闘技をやっていて自信があっても歯むかおうものなら、武器で一発でやられます。
警察につかまるのが怖いくらいの肝っ玉の小さい人間だったらこんな商売やりません。
闇金業者同士もつながっていますから、つながりを見くびってはいけません。
どれだけ逃げようとしても追いかけてくる闇金の取立ての事例を紹介します。
闇金の借金を滞納して飛ばす・返さないとどうなるか通常の闇金とソフト闇金のケースで解説します。
返済期限が過ぎるとまず取り立ての電話が本人にかかってきます。
それこそ毎日数百回。
通称「鬼電」といいます。
そのまま返済しないと今度は、家族や会社、バイト先に嫌がらせの電話をします。
「お前んとこの家族どうなっても知らんからのう!」
と巻き舌で怒鳴りつけてきます。まぁこわい(体験済み)
続いて近所まで取り立てにきます。
「〇〇さんが借りた金返さんのですわ」
ともうそこには住めないように仕向けてきます。
怒鳴られても返すお金がない。
どうしようもなく逃げだしたくなる気持ちはわかりますが、ほんとうに返済できなくなったら警察か弁護士・司法書士にすぐに相談されることをおすすめします。
なぜなら、どんどん嫌がらせや取り立てがヒートアップするからです。
ソフト闇金の中には、SNSやホームページ上で
「厳しい取り立ては一切しません」
と宣言しているヤミ金も存在します。
*実在のホームぺージから引用
「慈善事業闇金」と自らうたい、優良な闇金だと安心させます。
なぜソフト闇金は厳しい取り立てをしないかというと、警察に捕まりたくないからというのが一番の理由です。
ソフト闇金で働いている従業員は今はソフトでも過去は相当脅しをきかせた取り立てを行ってきた人が実は多いのです。
それこそ、「あ?返せないだと?!埋めんぞコラァ!」
と本気で殺すことを示唆した取り立てをやっていましたが、たかが数十万円の借金で捕まりたくないので本心です。
また、商売ですから利益をださないといけません。
いちいち捕まっていると働いている従業員に給料すら払えなくなります。
家族もいる従業員もいますし、追い込むような取り立てを行う闇金は少なくなっています。
だから、
・月1割程度の金利(それでも高いのですが・・)
・事業として続けたいから取り立ては厳しくしない
というソフト闇金が主流になっているのです。
借りた側も色々と考えるもので、どうにか逃げれないか頭をフル回転します。
1つの例として死んだとうそをついて踏み倒そうとするケースがあります。
たとえば、自宅や職場にヤミ金業者の取立てが来たとします。
そのとき債権者の奥さんや身内の方が泣きながら「実は亡くなりまして・・・」と演技をします。
ヤミ金業者に「もう死んでいるので返せない」と思わせようとします。
ですが闇金業者もそのままうのみにはしません。
確認してきます。
ほんとうに死んでいるのかチェックするために、「友人のフリをして焼香させてほしい」と再び家にいきます。
仏壇を見て初めて「死んだ」と認識するのです。
ウソをつていることを知ったとたん暴力的になる業者もいます。
まず家の前で待ち伏せして、死んだはずの債権者を待ち伏せます。
ご対面すると「謝るのはいいからさ。ちょっとこいよ。テメエ」と本気でビビらせます。
「死んだフリするくらいなら、死ぬ気で返せよなオラァ!」
・・・
殺されるとまではいきませんが、精神的に追い詰められてコレが原因で本当に自殺される方もいます。
取立てがソフトで平和主義な闇金業者もいれば、殴る蹴る引きずりまわすのも当たり前という業者だって当然います。
むしろそういう闇金業者のほうが多いかもしれません。
「取り合えず今日は払えないんだ。警察呼びますよ」と言いたくなるケースもあるでしょう。
闇金業者はそんなことでは引き下がりません。
「さっさと呼べやこら!」
と警察がナンボのもんじゃいと堂々としています。
*なんやお前?
ほんとうに警察呼んだとしても、暴力を振るわれたなら捕まる可能性はありますがそうでなければ
「俺たちは金を返してほしいんだ。こいつら返さねえんだ」と警察に話します。
警察側も「事情はよくわからないけど、借りたものは返さないとダメだよ」と当事者で話し合ってくれという姿勢です。
これが警察の民事不介入というものです。
いまでは闇金対策が強化されたのでここまで放っておく事はないかもしれませんが少なくとも闇金業者は警察を1ミリも怖がっていません。
警察に闇金相談した時の対応や被害届の出し方詳細は別ページで解説しております。
借りたお金は返さなきゃ・・という固定観念があると思いますが、時と場合によっては、心を鬼にして戦うことも必要です。
ヤミ金戦う方法は専門の法律家に頼むのが一番早くて確実です。警察とも連携をとって解決してくれます。
特に弁護士は闇金の取立てをしないように説得することができます。
よって、すぐに解決する場合も多く、力になってくれる存在です。
また、どのように対策を取るべきかなどの対処の方法も教えてくれます。
闇金の中には自宅だけではなく職場や子供の学校などにも嫌がらせをする悪質業者も多いです。
僕怖いよ・・
万一、自宅に侵入されたりした場合には、早急に警察にも電話をするようにしましょう。
闇金から借りたお金はいっさい返済する必要はないので返さないようにし、執拗な取立てには可能な限り身を隠して逃げてください。
実は、闇金問題に対応しない弁護士や司法書士が多いのが現実です。
専門家側にもリスクがあり、交渉が難しく、報酬が少ないためです。
多くの事務所は、善意で対応しているか、他の案件を獲得するために取り扱っています。
これは会社でいうところの「きつい、汚い、危険」といわれる3Kのようなものです。
私自身、何人も闇金相談をやめてきた弁護士・司法書士を見てきました。
多くの有能な専門家が、一度は闇金対策を行っていたものの、体調不良を理由に辞めてしまったことがほとんどです。
闇金問題に対処することは、思った以上に精神的にきつく、儲からないことが理由です。
一方で、小さい事務所や大規模な組織に所属している法律家であっても、一度受任しても放置するケースがあります。
しかし、心配はいりません。
実際には、「自分を犠牲にしてでも闇金問題に立ち向かいたい」と考える法律家が存在します。
彼らは闇金問題に特化しており、専門的な知識や経験を持っているため、被害者を助けることができます。
闇金相談ならこの法律家が完璧に解決してくれます。
代表司法書士 奥野正智
大阪司法書士会第2667号
簡裁認定番号第312416号
ウイズユー司法書士事務所は、奥野正智司法書士によって2014年に大阪で設立され、闇金問題に特化した司法書士事務所です。
債務整理に関する豊富な経験と実績を持ち、特に闇金問題において5万件以上の解決実績を誇ります。
闇金業者との交渉において迅速かつ積極的に取り組み、多くの場合、最短で即日に元金の返済を不要とする交渉を行います。
その結果、取り立てや嫌がらせは通常1日以内に終了し、遅くとも2〜3日で解決に至ることが多いです。
奥野司法書士は、しつこい闇金業者であっても、取り立てが完全に止まるまで徹底的に対応することで知られています。
また、その人柄も評価されており、依頼者の立場に立ち、親身になって対応することで、多くの依頼者から信頼されています。
家族や友人にも闇金や消費者金融から借りていると絶対に知られないように徹底的にプライバシーを守ってくれます。
他の事務所で断られても関係ない。闇金と対決してもウイズユー司法書士事務所が100%勝ちます。
費用も分割・後払いも可能ですので安心して無料相談してください。
法律ができればその抜け道をさぐり知識にうとい素人を巧妙に餌食とする悪知恵がはびこるのが常です。
多くの人は法律が守ってくれることを知らず、不当な取り立てに悩まされてしまいます。
貴真面目な人ほど悪質業者の手口の犠牲になりやすいです。
当たり前の権利を知っていただき是非解決してください。
闇金で悩んでおられる方は下記のページを参考にして下さい。
即日対応して闇金解決!闇金の取り立て無料相談でおすすめの弁護士・司法書士
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関西大学ファイナンスコースを専攻し卒業。金融を学び、FP2級の資格を持ち、WEBサイトを運営している40代。
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当サイトに掲載されている弁護士は日本弁護士連合会、司法書士は日本司法書士会連合会に登録されています。