過払い金というのは正規の貸金業者に適応されるので、違法な闇金はそもそも過払い金というものは発生しません。
正規の金融業者の過払い請求までの流れのイメージを解説すると、
まず借り手本人か専門家から今までの取引履歴を請求し、それが送られてくる。
↓
取引履歴をもとにして本人か専門家が過払い金計算ソフトで取引の内容を打ち込んでいき、結果として過払い金があれば業者にFAXや郵便で返還請求をする。
↓
業者から電話がかかってきて和解内容を詰めていく、話し合いがまとまれば決まった日に振り込まれ、まとまらなければ訴訟などに移る。
大体こういった流れになるのですが、闇金の場合は最初の段階からほぼ間違いなくスムーズにいきません。
一昔前は、取引履歴の請求に対しては大手業者も簡単に応じないことが多かったのですが、現在では正規の業者ならほぼ間違いなく取引履歴を送ってきます。
しかし、元から法を守る気などさらさらない闇金業者は、取引履歴をまともに出すことなどなく、開示請求を無視したり、逆上して脅したりしてきます。
闇金業者への過払い金請求は、通常の金融機関の場合とは異なり、困難を伴うことが多いです。
闇金業者は法律を遵守していないため、借金の取引履歴を要求しても、適切な応答を期待するのは難しいでしょう。
多くの場合、彼らは取引履歴を提供することを拒否し、場合によっては嫌がらせや脅迫によって反応する可能性があります。
これは、弁護士が介入した場合においても同じです。取引履歴がないと過払い金の計算ができず、その結果、過払い金の回収手続き自体が始まらない可能性が高いです。
闇金業者に対処する際は、このような困難が伴うことを理解し、慎重に行動することが重要です。
2008年に最高裁から出た判決によれば、闇金業者が被害者に貸し付けた金銭は不法原因給付に該当するため、返済する必要がないという解釈が広く浸透しました。
不法原因給付とは、社会的な道徳や倫理に反する行為に基づく給付のことで、闇金業者が法定金利を遥かに超える高金利で貸し付けを行い、金銭を得た場合に該当します。
ただし、この判例が適用されるためには、貸し付けの金利が著しく高金利であることが必要とされています。従って、
数百%以下の金利での貸し付けにはこの判例が適用されないこともあることに留意しておく必要があります。
ヤミ金業者からお金を借りた場合、その貸付行為自体が法律上無効となります。そのため、借り入れた元本も含めて一切返済する必要はありません。
もし既に返済してしまった場合でも、最高裁判所の判決により、利息や元本も含めた全額をヤミ金業者に返還させることができます。
しかし、ヤミ金業者が携帯電話のみで営業している(いわゆる090金融)など、実態が不明な場合は、任意の交渉で返還させることが困難なため、警察に被害届を提出したり、裁判所に訴訟を起こしたりする法的手続が必要になる場合があります。
また、ヤミ金業者に対する返済方法が振込であった場合は、「犯罪利用預金口座等に係る資金による被害回復分配金の支払等に関する法律(通称:振り込め詐欺救済法)」により分配金の支払いを受けることができる場合があります。
詳細は、弁護士や司法書士に相談することをお勧めします。
正規の業者には訴えを起こして勝訴判決を取り、それに基づいて取り戻しを請求する方法もあるものの、訴訟を起こす前提として相手方業者の名前や本店などがわかっていることが必要ですから、何もわからない状態では訴訟の起こしようがありません。
闇金業者というのはだいたいが拠点などの情報が明らかになっていないことが多く、特に、LINE闇金、個人間融資、090金融と言われる携帯一本で商売をしている業者は事務所を持たず、お金の受け渡しもショッピングセンターの駐車場で行うなどのことが多いのです。
もしも弁護士に頼んでこういった業者の取り戻しをしようとすれば、一般の業者相手にするよりも費用も高くなり、トータルであまりプラスにならないこともあります。
参考になれば幸いです。
闇金相談ならこの法律家が完璧に解決してくれます。
代表司法書士
代表司法書士 坪山正義
大阪司法書士会会員(第3831号)
簡裁訴訟代理等関係業務認定会員(第1012073号)
ウォーリア法務事務所は、これまでに5万千件以上の闇金問題を解決してきた、業界屈指の実績を持つ司法書士事務所です。
他の事務所で断られたような難しい案件でも、8〜9割は即日解決が可能という対応力を誇ります。
闇金業者の取り立てや嫌がらせに対する経験値とノウハウは、業界トップクラスです。
最大の強みは、どんな闇金業者にも負けず、屈しない交渉力と精神力です。
「闇金は無視してください」といった放置対応ではなく、その日のうちに携帯電話の停止や銀行口座の凍結解除など、具体的な解決策を即座に講じてくれるのが特徴です。
さらに、相談者やその家族、職場に迷惑がかからないように、徹底したアフターフォローを行い、「個人情報が流出して取り立てが来ている」といった状況もきちんと説明して対応してくれます。
女性の相談者にも最大限の配慮をしており、初めての相談でも安心して利用できます。
電話での相談では、司法書士が親身になって話を聞いてくれるため、人情味あふれる対応が評判です。
解決後に取り立てが続いたとしても、最後まで徹底的に戦ってくれる頼もしい存在です。
全国対応で、電話相談は無料、メール相談は24時間対応。
さらに、後払いや分割払いにも応じてくれるため、費用面の心配なく利用できます。
北は北海道、南は沖縄まで、どこに住んでいても頼れるウォーリア法務事務所。闇金問題で困っている方にとって、まさに心強い味方です。
項目 | 内容 |
---|---|
事務所名 | 司法書士法人 ウォーリア法務事務所 |
司法書士 | 坪山 正義 |
会員番号 | 大阪司法書士会会員(第3831号) 簡裁訴訟代理等関係業務認定会員(第1012073号) |
所在地 | 〒530-0047 大阪市北区西天満4丁目10番4号西天満法曹ビル701号室 |
設立 | 2013年4月 |
電話相談 | 無料相談 0120-703-371 |
電話受付営業時間 | 8:30〜22:30(年中無休) |
メール相談 | 24時間受付中 |
法律ができればその抜け道をさぐり知識にうとい素人を巧妙に餌食とする悪知恵がはびこるのが常です。
多くの人は法律が守ってくれることを知らず、不当な取り立てに悩まされてしまいます。
貴真面目な人ほど悪質業者の手口の犠牲になりやすいです。
当たり前の権利を知っていただき是非解決してください。
【免責事項】
サイト上で表示されている画像や口コミなどは、過去の弁護士や司法書士事務所からの情報を基に掲載しています。これらの情報は時間の経過により変更や削除されていることがありますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。また、掲載内容は予告なく変更される場合や取りやめとなることが考えられます。最新の詳細は、各事務所の公式サイトをご参照いただきますようお願いします。
当サイトに掲載されている弁護士は日本弁護士連合会、司法書士は日本司法書士会連合会に登録されています。