闇金業者はありとあらゆる手段を使ってお金を手に入れようとします。

 

実際にお金を借りている人はもちろんですが、時にはお金を借りていない人にまで手を伸ばしてくるのです。

 

その方法の1つがカラ貸しです。

 

カラ貸しには２通りパターンがあり、

 

・今まで借りていた人をターゲットにする
・新規に申しこみをする人をターゲットにする

 

と２通りパターンがあります。

 

今まで借りていた人をターゲットにする

カラ貸しとは借りてもいないお金を取り立てられることで、ある日突然まったく知らない闇金業者から電話がかかってきます。

 

そして過去の借金がまだ残っているから今すぐ返せと言われるのです。

 

この時、闇金をまったく利用したことのない人だとさすがに不審に思われますのでターゲットは過去に闇金を利用したことがある人です。

 

 

多重債務者の場合、複数の闇金からお金を借りていることも珍しくなく、やがてどこからいくら借りたのか、いくら返したのかがわからなくなったりします。

 

新規に申しこみをする人をターゲットにする

新たにお金を借りてきた人に個人情報を聞き出し、そのあとにありえない利息を請求します。

 

「そんな利息じゃ返済できないよ」

 

とあなた。

 

すかさず闇金業者はこういいかえしてきます。

 

「迷惑かけたな。キャンセル料払え」

 

と無茶な請求をしてきます。

 

理不尽だと断ろうものなら、最初に聞きだした個人情報をもとに

 

「会社や家族に闇金だといってお金請求するよ？」

 

と卑怯な手口でせまってきます。

 

＊ほんと腹立たしいですよね

 

このようにして貸してもいないお金を返せと迫るわけです。

 

もはや完全な詐欺で、非常に悪質なやり方です。

 

これが闇金の恐ろしさではないでしょうか。

 

当然ですが借りた覚えがないならお金を返す必要はなく、絶対に相手の言われる通りにしてはいけません。

 

 

とはいえ相手もそれをわかったうえで返済を要求してきますからそう簡単にはいきません。

 

時には家族に危害が及ぶぞなどと脅迫をしてきたりもします。

 

もしカラ貸しの電話がかかってきた時はすぐに弁護士、もしくは警察に相談しましょう。

 

警察の場合は明確な被害がないと動いてくれないので電話の内容が脅迫であることを伝え、被害届を出すと確実です。

 

弁護士の方は依頼をすれば闇金との交渉を行ってくれ、さすがの闇金も弁護士が出てくると諦めてくれます。

 

とにかく1人で対応せずに専門家の力を借りる、これが大切です。

 

相手の口車に乗って返済をしてしまえばその後もなにかとお金を返せと言ってきますので最初の対応が肝心です。

 

以上、ワシもう全額返したで！勝手に振り込まんといて！「カラ貸し」についてでした。

 

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ウイズユー司法書士事務所

代表司法書士 奥野正智

大阪司法書士会第2667号

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